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20代の社会保障のブログ

ニュースで見るけど難しくてよく分からない社会保障を少しだけ噛み砕いていくブログです。若者目線で綴っていきます。

小泉進次郎議員の提言、健康ゴールド免許の可能性

最近のニュースで、小泉進次郎議員が、将来の社会保障政策への提言をまとめていました。

 

提言は若手議員を中心にして、勉強会を開きながらまとめたもののようですが、なかなか面白いので、注目してみていました。

 

かっこよくて、これからの時代を担っていく政治家というイメージですね(にしても日本は二世議員が多いですね・・)

http://ameblo.jp/koizumi-shinjiro/entry-12213460616.html

 

その提言の中で、「健康ゴールド免許」制度について、少しばかり思うことを書きたいと思います。

 

進次郎議員らの提言のうち、「健康ゴールド免許」という提言がありましたが、非常にざっくりいうと、以下のようなイメージかと思います。

 

・医療介護制度の持続可能性を確保するためには、「病気になってから治療する」だけでなく、そもそも「病気にならないようにする」よう、自分でしっかりと健康管理をする必要がある! 健康管理をしっかりすれば、予防できる病気も多い。

 

・だけど、今は健康管理をしっかりやろうとするインセンティブが少ない。そのため、健診とかをしっかり受けている人については、医療保険は患者さんは医療費の3割分を自分のお財布から払うことになっているが、それを例えば2割にするなど、「健診を受けていればお得感」を出して、インセンティブを強化しようじゃないか!

 

・これを健康ゴールド免許と呼ぼう!

 

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このブログでこの手の話題を取り上げることが多い気がしますが、まぁ、最近世の中で注目されていることなのでしょうかね・・。

 

まず、思い出されるのは、前ブログで取り上げた長谷川豊さんの意見に近いものを感じますね。

 

彼は、議員とは逆に、「全然健康管理をがんばっていない人について、医療保険の給付をやめてしまえ!」と言っていたわけですが、これは本質的には進次郎議員たちと同じ考えかと思います。

 

長谷川さんは、健康管理を受けていない人にペナルティや罰則を与えることで、進次郎議員は、インセンティブや報酬を与えることで、、手法は逆ですが、「健康管理をしっかりしている人・やっていない人」で医療保険の扱いをかえる、という点では共通しているのかなと。

長谷川豊さんのブログ記事に思うこと、自業自得で病気になった人をどうするか - 若者による社会保障のブログ

また、ポケモンGOのブログでも取り上げましたが、「健康管理をすることによるお得感」を出していく取組についても医療保険の仕組みの外でも進められています。健診を受けたら、プリペイドカードを上げるよ、とかフィットネスクラブの割引券を上げるよ、とかそういう取組です。

ポケモンGOと、これからの社会に必要な予防・健康づくり - 若者による社会保障のブログ

 

本当は、健康管理を進めるメリットというのは、ボディシェイプが引き締まるとか、体調がよくなったとか、ということにあって、お金とか割引券とかがもらえるということではないと思うので、若干邪道な気がしますが、いずれにしても、注目されているわけですね。

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進次郎議員の提言は全体としては確かにいいなぁと肯定的に捉えているので、この記事では、彼の提言を紹介できればまぁ満足なのですが、ちょっと気になった点だけを少し述べたいなと思います。


提言では、負担の割合を変えることを提言していましたが、

 

健診を受けていないことの理由の多くは、「健康だから」という理由です。
すなわち、自分が健康だと信じていているから、健診なんて受けなくていいや、という発想です。

 

そのため、そういう人たちに、窓口負担が安くなるよ!健診を受けないと窓口負担が高くなるよ!といっても、そもそも病院に行く気なんて全然ないんだから、あまり効果がないのではないかな、と思ったわけです。

 

そういうことを踏まえると、差をつけるのは、月々納める「保険料」の方が有効なのかな、と思います。

健診を受けていれば、月々納める保険料が安くなる、という仕組みにするのです。

 

ですが、保険料は、給料から強制的に天引きされるものなので、税金と類似しています。そのため、「いつ・どれくらい」保険料を支払うのか、はっきりと決めておかなければなりません。

(税金は、ルールが事細かく決められています。だって、私たちのお金をとっていくのですから、適当に運用されていては困りますよね。)

 

なので、もしこのような仕組みをつくるのなら、以下のようなことを考えないといけません。
・怪我で寝たきりで健診が受けられない人はどうするの?
・健診会場がめちゃくちゃ遠かったり、健診を受ける日に絶対外せない用事があった人はどうするの?

上記は思いつくままに書きましたが、日本全体に網羅的に取り組むとしたら、なかなか大変なことになりそうです。。

 

どうすればよい、という政策提言にはつながっていませんが、予防や健康づくり、というトピックは今後ますます注目を集めるものになるのかなと思います。