読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

20代の社会保障のブログ

ニュースで見るけど難しくてよく分からない社会保障を少しだけ噛み砕いていくブログです。若者目線で綴っていきます。

すべてはシナリオ通りなのか、国会審議について

今回は、法律が審議される国会運営について少し紹介したいと思います。

以前も少しご紹介しましたが、法律が成立するには、国会で国会議員の多数決で賛成多数になる必要があります。

 

ですが、法案がだされていきなり多数決、というのはなくて、しっかりと国会議員同士で、その内容を詰めて(審議)、必要であればその修正を加え、多数決にはかられることになるのです。

 

一般的に審議は、法案を提出した内閣(総理大臣や○○大臣)に対して、他の国会議員が質問してあらがないか調べる、といようなプロセスです。

 

みなさん、国会といったら、半円上で全議員の席がある議場を思い浮かべるかと思いますが、あんな大人数で細かい点やらも含め審議なんてしてられないので、審議の大抵は委員会という、少人数の詳しい議員の集まりで審議をすることになります。

 

f:id:ginoway:20161103033103j:plain

 

社会保障制度は大体、厚生労働委員会というところがあり、そこで審議が行われます。委員会は他にも、内閣委員会・総務委員会・財政金融委員会・・などなどがあります。

 

そして、委員会でOKがだされたものが、本会議(いつもテレビでみる議場で行われるやつ)にあがっていき、多数決が行われるというものです。

 

本会議や委員会での質疑については、いきなり当日になって、

「○○についてどう思う?」と聞いても、

「そんなこといきなり聞かれてもちょっと。。。」となってしまいますので、

質疑の前日までに、当日質問をする議員は「明日この質問をするから、答えを用意しておいてね」と通告します。

 

この通告を受けた関係省庁の事務方の人は、資料や回答案をその日の夜中に作成し、当日の質問に備えることになります。

 

国会の日程は不透明なことがあり、いきなり明日委員会を開催します、決まることもありますので、突発的に対応が必要になるのですね。

 

ちょっと前に、明日何を質問するのかをずっと明らかにしない議員さんがいて、ちょっとした問題になりました。

議員さんはなんでも国会では質問してよいので、その人がなんの質問をするのかを決めてくれないと、関係省庁の事務方は対応必要になるかもしれないので、帰れないのですね。

その時は、夜の12時くらいまで、一体なんの質問を次の日にする分からず、全省庁の国会対応の担当の事務方が帰れないという状況に陥っていたということです。

 

事務方が回答案や資料を準備したら、その後、質問に対する回答者と打ち合わせをする必要があります。

 

安倍総理も神様ではないので、当時に他の議員から聞かれることを少し勉強する必要があります。弱みを見せたら、野党から攻められてしまいますからね。

この勉強会は早朝からやります。質疑は早いと朝の9時台から行うこともありますので、本当に早朝からやる必要があるのですね。

 

このようにして、質疑が始まる前には、質問者はどのような質問をするのか、回答者はどのような回答をするのか、シナリオが出来上がるわけです。

 

国会の場ではもちろん、想定外のことも数えきれないほどあるのかと思いますが、概ね基本はシナリオがあって、それをこなす、ということになるのではないでしょうか。

 

なんだか変な感じがしますが、国家行政の最高レベルの責任者が、公の場で誤った発言や、国民を不安にさせるようなあいまい発言をすることは適切とは言えません。

 

影響力のある人はその発した言葉が新聞やニュースに取り上げられ、不適切発言などがあれば、すぐに問題になります。

こうしたことから、合理性はあるのですが、なんだかやはり不思議な気がしますね。

 

今、TPPの関係で、農水相が不適切発言を言った・言わないの問題で、野党の人たちは、「こんなやつが農水省の大臣なら審議なんて付き合ってられるか!」といって、反発していますね。

このようにして、政治の問題も絡むので、なかなか国会の日程は読みにくいところがあります。

 

野党は、常に与党の粗を探しており、難癖付けるのが世の常のような気がします。今回も難癖付けて、TPPの承認をなんとか遅らせようとしているわけですね。