20代の社会保障のブログ

ニュースで見るけど難しくてよく分からない社会保障を少しだけ噛み砕いていくブログです。若者目線で綴っていきます。

社会保障のおすすめの本4冊

今回は、社会保障の関係の書籍でこれまで読んできたものの中で、これはおススメだ!、と紹介する記事を書いてみたいと思います。

 

僕も、空いた時間に勉強がてら、コツコツ関連書籍を読み、ブログのネタに使わせていただいているのですが、最近でた『教養としての社会保障』(著:香取照幸)という本が非常によく、是非紹介したいなと考えたため、今回の記事を書こうと思いました。

 

今回は、社会保障全般・医療・介護分野の関係でおススメしたい本を4冊、紹介したいと思います!

 

①『教養としての社会保障』(著:香取照幸)

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 この本は、1番最初におススメしたい本です。歴史にも触れつつ、社会保障の機能を丁寧にグラフも交えながら分かりやすく説明しています。

 

まず著者の香取氏は、厚生労働省の官僚のOBで、現役時代は介護保険制度の仕組みづくりをした一人として有名です。そのほか、年金や子育ても含め数々の要職を歴任しています。

 

さらに特徴的だなと感じたところは、社会保障の経済的側面にもしっかりと注目しているところです。例えば、公的な医療保険の支出は40兆円を超えており、何とかこれを抑えていく必要がある!と言われていますが、それは同時に、医療関連だけでGDPを40兆円生み出しているということですよね。

 

他にも、年金の地方への所得再配分機能もあると指摘もされていました。地方は高齢化率が高く、年金は全国一律に支給されるので結果、地方へ所得再分配が図られ、年金が地方の消費を支えているということです。

 

社会保障の関連書籍は、このような経済的な側面が抜けているのも多いので、本当に目から鱗で、勉強になるものばかりでした。

 

そして、平易で分かりやすく、現状や今後の課題もコンパクトにまとまっていますので、是非読んでみていただければと思います。

 

②『ちょっと気になる社会保障』(著:権丈善一

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2番目はユーモラス・アイロニカルで読みやすいこの本にしてみました。

著者は、慶応大学の権丈先生。この方は社会保障の学者の中でも一流の先生で、国の重要な審議会の委員も数多く務めてきており、今の社会保障の改革の流れの議論にも影響を与えてきた先生です。

 

この本の特徴は、オリジナルのグラフなども活用されていて、読みやすく、社会保障の内容を理解するための内容が充実しているということです。

 

先生本人が、今の社会保障制度の改革に携わっていますので、本の内容と今の改革の流れからも外れてはいません。ところどころにチップスとして、社会保障以外のものも含む知識補給のコーナーもあり、飽きずに読み進めることができました。

 

①でご紹介した本よりは少し制度の説明に詳しい印象です。

また、その兄弟辺として『ちょっと気になる医療と介護』もありますが、こちらは若干詳しい人向けな感じがしましたので、まずはこちらを読み進めることをお勧めします。

 

③『日本の医療』(著:島崎謙一)

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医療分野で、多くの本があり僕も全て読んでいる訳ではありませんが、おススメの本をあげるとしたらこの一冊です。ですが、気軽に読むというよりは、読むのが大変なので気になるところをつまみ読みする、という使い方になるのかなと思います。

 

一方、医療分野で短くて、さらっと読めるものでしたら、池上直己さんの『医療・介護問題を読み解く』というのがおススメです。少し前になるのですが、僕もほとんど知識がないときに入門編として読んだことがあります。

 

さて、著者の方は、元厚生省の官僚で今は政策大学院の教授をしている方です。ですが、官僚OBというより、学者気質な人なのではないかと思っています。

 

おススメの理由は、とにかく内容が充実しています。しっかりと医療政策の歴史や海外比較も盛り込まれていて、これをじっくり読めば日本の医療政策についてかなり理解が深まるのではないかと思います。

 

個人的な考えとして、社会保障について理解を深めるためには、歴史を学ぶことが一番の道かと思っています。今のような制度になっているのは、制度をつくった際の時代情勢を踏まえた判断があり、その判断に至った理由があります。その理由が歴史を学ぶことで、しっくりと腹の底に落ちると考えるからです。

 

脱線しますが、歴史系の作品としては、『介護保険制度創設史』、『公的年金制度史』などがあります。前者は特に読みやすいので、介護保険に興味がある方は読めば、理解が深まること間違いなしかと思います。後者は分量が多いので、つまみ読みをしたり、教科書的に使うのがいいのかなと思います。

 

④『介護保険の意味論』(著:堤修三)

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最後に介護保険の関係を紹介したいと思います。著者の堤修三さんは、介護保険を所管する厚生労働省老健局の局長も務めた方です。

 

この本の特徴は、介護保険制度がなぜこのような仕組みになっているのか、その本質について非常~に分かりやすく書いているところです。

 

少ない分量なので読みやすいのですが、内容は本当に役立つエッセンスが盛り込まれており、介護保険に興味がある方は、是非手始めの一冊として読んでいただければと思います。

 

さて、今回はおススメの本として4つほど挙げましたが、社会保障の関係の本は本当にたくさんありますので、是非みなさんもいい本を探してみてください。