20代の社会保障のブログ

ニュースで見るけど難しくてよく分からない社会保障を少しだけ噛み砕いていくブログです。若者目線で綴っていきます。

君たちはどう生きるか

最近、書店にいくと必ずといっていいほど、この本の広告を見るので、どんなもんかという気持ちで読んでみました。

 

books.google.co.jp

 

恐らく中学生や高校生向けに書いた本であると思うのですが、これだけ注目を集めるだけあって、しみいるように読みました。戦前に書かれたものですが、時代を超えて読まれるって本当に素晴らしいですね。

 

僕は物語に登場して示唆に富む「叔父さん」くらいの年齢なのではないかと思うのですが、この「叔父さん」程、ものごとをよく考えられているかな、、と顧みました。

 

特に、長々と書くつもりはないので、僕が気に入ったところだけ抜粋します。

 

「大人になると、多かれ少なかれ、地動説のような考えになって来る。広い世間というものを先にして、その上でいろいろなものごとや、人を理解していくんだ。・・・しかし・・・人間がとかく自分を中心として、ものごとを考えたり、判断するという性質は、大人の間にもまだまだ根深く残っている・・・いや、・・こういう自分中心の考え方を抜けきっているという人は、広い世の中にも、実にまれなのだ。」

 

「もしも君が、学校でこう教えられ、世間でもそれが立派なこととして通っているからといって、ただそれだけで、いわれたとおりに行動し、教えられたとおりに生きてゆこうとするならば・・・それじゃあ、君はいつまでたっても一人前の人間になれないんだ。・・・肝心なことは、世間の眼よりも何よりも、君自身がまず、人間の立派さがどこにあるか、それを本当に君の魂で知ることだ。そうして、心底から、立派な人間になりたいという気持を起こすことだ。いいことをいいことだとし、悪いことを悪いことだとし、一つ一つ判断をしてゆくときにも、また、君がいいと判断したことをやってゆくときにも、いつでも、君の胸からわき出て来るいきいきとした感情に貫かれていなくてはいけない。・・・そうでないと、・・・君はただ「立派そうに見える人」になるばかりで、ほんとうに「立派な人」にはなれないでしまうだろう。」

 

「だから僕たちは、出来るだけ学問を修めて、今までの人類の経験から教わらなければならないんだ。そうでないと、どんなに骨を折っても、そのかいがないことになる。骨を折る以上は、人類が今日まで進歩して来て、まだ解くことが出来ていないでいる問題のために、骨を折らなくてはうそだ。その上で何か発見してこそ、その発見は、人類の発見という意味を持つことが出来る。また、そういう発見だけが、偉大な発見といわれることも出来るんだ。・・・偉大な発見をしたかったら、いまの君は、何よりもまず、もりもり勉強して、今日の学問の頂上にのぼり切ってしまう必要がある。そして、その頂上で仕事をするんだ。しかし。そののぼり切ったところで仕事をするためには、いや、そこまでのぼり切るためにだって、・・・君が夜中に眼をさまし、自分の疑問をどこまでも追っていった、あの精神を失ってしまってはいけないのだよ。」